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奈良の食材

アスカルビー

ルビーのような赤くて大きな実は
甘さと酸味が絶妙のバランス。

奈良県を代表する作物のひとつがイチゴ。なかでも「アスカルビー」は奈良県産のイチゴの生産量の半数を占める。奈良で生まれた品種であること、色と光沢が宝石のルビーのようであることからその名がついたという「アスカルビー」。2000年に登録された品種で、「アスカウェイブ」と「女峰」の交配。実は大きく、丸みをおびた球円錐に近い形状で、果皮は鮮やかな赤色をしていてジューシーなのが特徴。そのおいしさの秘訣は甘みと酸味のバランスにあり、特に寒い時期は甘みが増してよりおいしくなる。

最近栽培で増えてきているのが高設栽培。作業姿勢を改善するため、地面から1mほどの高さで棚を組み、栽培している。白い花が咲いてから、実になるのは早くて30日、寒い冬だと60日はかかる。おいしいイチゴを作るには水分のバランスが重要だという。 もともと近郊農業が盛んな奈良県は全国有数のイチゴの産地だったが、生産者の高齢化などにより生産量も減少傾向にあった。しかし最近は、若い人たちの参入も増加し新たな奈良ブランドとしての進化を続けている。

【生産地】
天理市、大和郡山市、明日香村 他

【旬のカレンダー】

11月上旬〜5月下旬
アスカルビー

アスカルビー

●おいしいイチゴの食べ方

イチゴは先端に向かって甘味が増すため、ヘタの方から食べると、最後に口に甘味が残っておいしくいただける。

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